鈴木裕大 / 街クラブ研究所

育成サッカーコーチ・クラブマネジャーのブログ

ボールを持っていない人とボールを持っていない人

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屋外での活動を再開します。

横浜市や公園を管理する土木事務所、日本サッカー協会などが発信している情報を精査してからの決定だったのでクラブ員へのお知らせに時間がかかってしまいました。

もう少しスピーディーにやっていきたかったですね。。

公園関係の情報がなかなか出てこなかったのでむずかしいところでした。

 

県立の施設は8月31日まで閉鎖となっていましたが、6月30日までに閉鎖期間が短縮となりました。うちが金曜日に使用している三ッ池公園も6月は使えないのでクラブ全体として変則的なスケジュールで対応します。

まず再開してからの最初の2週間は子どもたちの運動機能を元に戻しながら怪我なく終えることですね。はやく試合がしたいと思いますがここはがまんです。

 

ゆっくりいきましょう。

 

さて、今日はボールポゼッションについて書こうと思います。

ポゼッションとはボールを失わずに動かしていくチームやグルーブでのプレーのことです。プロの試合のテレビ中継でハーフタイムによく出ますね。

 

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そのチームがどれだけボールを持っていたかっていうことが表されています。

ボールを長く持っていれば勝てるというゲームではないので一概にポゼッション率が高い方が良いとは言えませんが、ただ確実に言えるのはポゼッション率が高ければ相手からの攻撃を受ける時間や回数は減らせます。

またボールを主体的に動かすことにより、相手チームの体力を奪い試合を優位に進めることができるでしょう。

 

以前受講した指導者資格の取得講習会で育成年代は「リード・ザ・ゲームを目指しましょう」という話が出ました。つまり「自分たちが主導権を握りゲームを進めていけるようになりましょう」ということです。

 

簡単に言うと「そっちの方が楽しいじゃん!」ってことだと勝手に思ってます。笑

 

個人的には89分間ねばり強い守備でがまんして、1発のカウンターで仕留めで1対0勝利!みたいな渋いゲームも好きですが、子どもたちにはまず主体的にボールを動かしていけるよになってもらいたいです。

 

ポゼッションに必要な要素としてはまずテクニックですね。ボールをイメージ通り「止める」「蹴る」「運ぶ」これができる選手が揃っていないとなかなかむずかしいとは思います。

 

そこは頑張りましょう!笑

練習しましょう!

 

もう1つポイントになってくるのは〝OFF同士が見合う〟ということです。

OFFというのはボールを持っていない状態のことです。なのでボールを持っていない人とボールを持っていない人が目を合わせること、お互い見合うことが大切です。

 

ボールを持っている人(ONの状態)を見る(見つける)のは簡単です。勝手に視界にはいってくるので。

ボールから目を離しボールを持っていない人を見るのは意外とむずかしい。

でも出来るようになると仲間と無駄にポジションが重なることが減りボールを受けられるようになりますし、仲間が動いて出来たスペースを見つけてそこにポジションをとることができるようになります。

この「OFF同士が見合う」というポイントを伝え、トレーニングがハマるとおもしろいようにボールが動きます。

 

小学生は「まずテクニックだろ!」「個だろ!」っておっしゃる方もいますが、それだけだと楽しめない子もいるので同時進行でやっていけばいいじゃないかな~と思ってます。チームスポーツですしね。

 

でもテクニック本当に大事!!!!!!!!!

 

ではまた。

 

鈴木ゆうた