鈴木裕大 / 街クラブ研究所

育成サッカーコーチ・クラブマネジャーのブログ

企画書の作り方

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昨日付で緊急事態宣言が終わった地域もありますが横浜はまだ先が見えないですね。

周りのサッカークラブもまだ動き出せずにいるようです。

そんななかこの自粛期間にクラブから課題が出ているというサッカーコーチから連絡があり、企画書を2つ出さなければならないので提出前に目を通してほしいとのことでした。

頼ってもらえるのはうれしいですね。この信頼関係を保っていきたいです。

 

メールで送ってもらい資料を確認。気になるところに書き込んでいきました。

 

企画内容は「ウォーキングサッカー」でした。

ウォーキングサッカーとは、走ってはいけないサッカーで小さい子から高齢者までが一緒にできるスポーツです。ファシリテーターの雰囲気づくりやテンションによってクラスの質がかなり変わってきます。

彼の狙いとしては午前中に稼働していないフットサルコートを使い少しでも利益を生み出せないかということでした。

 

企画書に目を通して彼に伝えたのは・・・

  • インパクトのあるキャッチコピーが載っているページが後ろの方にあったので2ページ目に持ってきましょう。
  • ウォーキングサッカーの説明や特徴を伝えるページが文字と写真だけのもので4ページあったので、2ページに縮小し、関連動画と必要最低限な文字数にしましょう。
  • この企画によってもたらせる利益や成果や価値が、クラブ側のものなのか受講者側のものかが曖昧なのでページを分けましょう。
  • ターゲットをシニア層と母親層だけだったので平日休みの大人もターゲットにいれましょう。
  • 日程、時間、参加費などの詳細が決めきれていなかったので開催場所の地域性を調べ、データを盛り込みながら説得力のあるものにしましょう。
  • 活動内容がざっくりとしか書いてないので例として1回の指導案を載せましょう。
  • 集客方法がSNSとポスティングのみだったので現会員全員にDMを送りましょう。そこから必ず繋がりが生まれます。
  • 長期的な展望の部分で、この企画で地域からの信用を貯め、もし今後ホームグランドを移転するようなことがあった時にはクラウドファンディングなどにより資金を調達できるような状態を作るなども加えて良いと思います。
  • 平日の午前中なのでコーヒーや紅茶などを飲みながらコートの周りで休憩をとれる仕組みにできると良いかと思います。どうやって提供するかは検討しましょう。飲食なので保健所にも相談しなければならないかもしれません。
  • 全体を通して社内用の資料なのか、募集用チラシなのかがあやふやなページがありました。今回あくまでも社内用ですので、この企画を実現させるためにどういった言葉選び、進め方が良いのか再考しましょう。

 

こんな感じで伝え、何度か電話でディスカッションしました。私にとっても良い機会でした。

なんとしても自分の企画を実現したいなら、まず誰の賛同を受けなければならないのか、最終的にクラブや地域住民にとってどういう価値のあるものにしたいのかを整理しながら作ることが大切だと思います。

 

ではまた。

 

鈴木ゆうた