鈴木裕大 / 街クラブ研究所

育成サッカーコーチ・クラブマネジャーのブログ

なにを貯める?

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ここ数日は東京都での感染者が200人を超え、また以前の自粛生活に戻っていくかもしれません。

 

戻りたくないですね。。

 

横浜市川崎市の小学校でも、コロナウイルスの感染者が出たようです。

その中にうちの選手数人が通っている小学校もあったので、大事をとって1週間すべてのカテゴリーの、グラウンドでの活動を休止することにしました。

 

保健所の判断だとは思いますが、小学校自体は事実確認を終え、すでに授業を再開、感染者が出たクラスのみ1週間程度の学級閉鎖となったようです。

 

授業日数が足りていないのでしょうか?

随分はやい再開だなと感じました。

 

それともうちが慎重になり過ぎているのか??

 

見えない敵との戦いなので答えはないかもしれませんが、何度も考え、柔軟に変化し、対応していきたいと思います。

 

今日からJリーグの観客入場も再開されたので、なんとかサッカーがある日常が戻ってくるように地域クラブも活動していきたいですね。

www.jiji.com

 

さて、今日は「なにを貯める?」というテーマで書こうと思います。

 

コロナでの活動自粛期間にジュニアユースは、トレーニングだけでなく講義もオンラインで実施してきました。

U-13の講義では自分のまとめたノートや、課題に対する考えを書いたものを写真に撮り、LINEで提出してもらっています。

 

続けていくと、すぐに提出する選手、提出が遅れてしまう選手、こいつ提出する気あるのか?笑 という提出率の選手、の3種類に分かれてきます。

 

これまで提出できていない選手に対して、怒ったり、叱ったり、バツを与えたりなどは全くしていませんが、どこかのタイミングで今回書く内容を伝えなければなと思っています。

 

もう一度書きますが「なにを貯める?」という話です。

 

貯めるといえば一般的に「お金」だとは思いますが、今回書くのは「信用」についてです。

 

「貯信」ですね。

 

立場上、たかが1回の課題を提出しないことで、「確実に自分の信用を失っているよ。」ということを選手たちに伝えていかなければなりません。

 

お金に置きかえると、1円でも安い商品をネットで探して買ったりするくらい「お金を失う」ことには敏感なのに、なぜ自分の「信用を失う」ことに関してはこんなに鈍感なのでしょうか。

 

どちらも貯めておいて、チャレンジする時や、困った時に助けになってくれるものだと思います。

 

信用を貯めてきた人は、いざチャレンジしようとした時に応援や支援をしてくれる人がたくさんいるでしょうし、困った時でも周りから支えてもらえるでしょう。

チャンスがたくさん回ってきたり、大きな仕事を任されたりもすることも多いのではないでしょうか。

 

逆に信用を貯めてこなかった人が、何かチャレンジしようとした時に支援を集めるのは容易ではないでしょうし、他人から何か大切なことを頼まれることもないと思います。

 

では、「信用」はどうすれば貯めていけるのでしょうか。

 

有名になったり、すごい肩書きのポジションに就いたりすれば、「信用」を得られるかもしれませんが、それを維持し続けるのは大変なことですし、みんなができることではないかと思います。

 

みんなができる「信用」の貯める方法は、子どもの頃にはじめに先生に言われたようなことじゃないでしょうか。

 

・明るく元気にあいさつしようね

・周りの子には親切にしてあげてね

・困っている人がいたら助けてあげるんだよ

・嘘ついたらダメだよ

・約束は守るんだよ

・何かしてもらったら「ありがとう」って言うんだよ

・間違えちゃったら「ごめんなさい」って言うんだよ

 

 

 

子どもの頃は素直に出来ていたことが、大人になるにつれ心が汚れていくとなかなか素直に出来なくなってきますよね。笑

 

 

でも「信用」が貯まっている人はこんなことを日々積み重ねている人だと思うんです。

 

 

今回のコロナショックで、経営的に苦しくなった企業やお店も多くあったのか、最近では「クラウドファンディング」で支援を集める人も多くなってきました。

 

クラウドファンディングは、これまで貯めてきた「信用」を「お金」に換金する装置みたいなものなので、いまの自分や所属先にどのくらい「信用」が貯まっているか可視化できます。

camp-fire.jp

 

「お金」が貯まっていなくても、「信用」が貯まっていればなんでもチャレンジできる時代になりました。

 

もちろん「お金」も大切です。

ただ、「信用」という目線も持ちながら周りの人と関わっていくことも大切だと思い、今回書いてみました。

 

それではまた。

 

鈴木ゆうた