鈴木裕大 / 街クラブ研究所

育成サッカーコーチ・クラブマネジャーのブログ

自分の機嫌くらい

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雨やみませんね。。☂

ここまで降り続くとは思っていなかったので明日のグランド状況まで心配になってきました(-_-;)

今日はキッズとジュニアは中止。

ジュニアユースのみカテゴリーごとでオンライン講義を実施しました。

 

U-13は塾などで、リアルタイムで参加できない選手がいたので、こちらが送る動画を見てもらい、感想文を写真で提出してもらいました。

 

www.youtube.com

 

選手にはこの動画を見てもらいました。

現役アスリートが実体験をもとに「いじめ」について語ってくれている動画です。

彼らが中二病になる前の心が小学生のうちに見せておきたかったので、今日やれてよかったと思っています。笑

 

「大人になって仲間同士で集まっても彼(いじめをしていた人)はそこに来ていない。」

「もし自分がいじめを受けたら視野を広く持て!」

この辺りのメッセージが刺さればいいなと思っています。

 

彼ら中学生は第2次反抗期を迎え、個人差はありますが、親御さんに当たり散らしたり、先生やコーチにムカついたりしてこの時期を過ごすでしょう。笑

 

自立への大切な過程と捉え、大人はゆとりを持って接していくしかないですね。

studysapuri.jp

 

思春期の彼らは仕方ない部分もありますが大人はどうでしょうか。

大人もイライラしてしまう時ありますよね。

自分がコントロールできないことをいちいち気にし過ぎてイライラしたりとか。

 

例えば・・・

一緒に住んでいる家族が脱いだ服をそのままにしている。

A)洗濯機に入れないことに文句を言う

B)自分が拾い洗濯機に入れる

 

少し極端ですが、どう念じても相手を変えることは出来ないので、心穏やかにすごすなら選択すべきはBですよね。

Aは相手の問題として捉え、Bは自分の問題として捉えています。

 

B

①相手の脱いだ服に気づく

②何も言わず拾う

③洗濯機に入れる

以上、終了です。

 

そしてまた穏やかに生活していく。

これを繰り返し続けていくと意外と相手が変わってくれたりするんですよね。

 

 

サッカーに話を戻すと、コーチは選手が過ちを犯した時に、ちゃんと叱らなければなりません。

ここまでの話は、叱らない方がいいとか、怒らない方がいいといった話ではなく、口で言っただけでは大して伝わらないし、改善されないということをわかっておいた方が良いということです。

 

例えば1人の選手が練習後のグラウンド整備をちゃんとやらない。

コーチはその瞬間にまず言葉で指導しなければダメですよね。

チーム内に不要なサイレントルールが出来てしまってはチーム作りはうまくいきません。

eduplotion.com

 

コーチはその場で「グラウンド整備しっかりやれー!」などと言わなければいけないんですが、これはあくまでも表面上のことだと認識しておかなければなりませし、コーチという立場であれば、チームのルールでしっかりやらせるという手法もあります。

 

ただ、言葉で伝える、またはルールで改善する。

このどちらも本質的な改善にはならないでしょう。

 

まずコーチが自分の問題と捉えること。そして自分がどういったアクションをとるべきか考えるべきです。

・練習前にゴミ拾いや環境整備をしてグラウンドを綺麗な状態に保つ

・チームみんなでなぜグラウンド整備をするべきかを一緒に考える時間を持つ

・選手と一緒にグラウンド整備をする

などなど

 

繰り返しになりますが言葉でも伝えるべきです。ただそれはその言葉をどう受け取って、どう行動するかは相手の問題であって、自分ではどうすることも出来ないことだと認識し、同時に自分の問題としても捉え、行動していった方が良いということです。

 

偉そうに書いてきましたが、これめちゃめちゃむずかしいですよね。。笑

 

でも、自分の感情や気持ちをコントロールできないようでは、思春期の子たちが集まったチームを率いていくことはきびしいのでがんばりましょう!

 

 

〝自分の機嫌くらい自分で取れ〟

 

 

ではまた。

 

鈴木ゆうた