リーダーやキャプテンに必要な要素
今日は雨の影響で朝の活動しかできませんでした(-_-;)
梅雨入りしたので仕方ないですね。
あまりにも中止が続くようであればオンラインでの活動も併用して進めていこうと思います。
さて、今日はリーダーやキャプテンに必要な要素というテーマで書こうと思います。
少し前にモウリーニョがリーダーとキャプテンの違いについて語っていました。
ここで語られていたのは、
「サネッティやジョンテリー、ジョルジコスタのような選手は、試合に勝つ(目的を達成する)ために、仲間に苦言を呈したり嫌われ役を買って出ることができる。」
「こういうリーダーがチームにいると私は監督に専念できるんだ。」
という内容でした。
この動画ではキャプテンはリーダーではないと語られていましたが、キャプテン=リーダーというのが理想の形ではないかと思います。モウリーニョが言っているのはキャプテンマークを巻いただけの偽物のリーダーもいるんだということだと思います。
動画の最後には「リーダーは獲得することも育てることも出来ない」と言われています。
もちろん先天的な要素もあるとは思いますが、彼らが歩んできた道のりのなかで身につけてきたリーダーとしての能力もあると思います。
大人になってからリーダーを育てるのは大変なことかもしれませんが、伸びしろ満載の子どもたちはどうでしょうか。
もともとリーダー気質の子もいますが、これから後天的にその能力を身につけて活躍していく子もいると思います。
リーダーについて少しサッカーから離れて書いていこうと思います。
リーダーに必要な要素としては「リーダーシップ」と「マネジメント」があると思います。
リーダーシップとは〝ゴールを指し示す〟ことです。
例えばですが、リーダーシップが発揮できる人は、自分の周りのメンバーたちが「ディズニーランドに行きたい♬」と盛り上がっている時に「いや、いま君たちが行くべきなのは富士山だ!」と言うことが出来る人です。
これをみんなと一緒に盛り上がって「ディズニーランドいいね!行こう!」と言ってしまってはリーダーや管理職は必要ないです。
少しサッカーに話を戻すと、あの動画のシーンでジョルジコスタがハーフタイム、仲間に喝を入れず、そのままの空気に流され他の選手と一緒に体のリフレッシュだけに時間を使っていては、キャプテンマークを巻いただけの偽物のリーダーということになってしまいます。
チームを良くするためにキャプテンという役割りが存在し、会社を良くするために管理職という役割りがあると思います。周りのメンバーと同じ目線で、同じ行動をとっていてはこんな役割りは必要ないですよね。
全員がただの選手、全員が平社員の方が生産性が高いのではないでしょうか。
リーダーシップとは〝ゴールを指し示す〟ことですが、指し示しただけではメンバーをゴールには連れていけません。
その時ディズニーランドに行きたいと思っている人たちを「富士山に行くぞ!」というだけで連れていけるのであれば苦労はしません。
そこでゴールに連れていくために必要になってくるのがマネジメントです。
マネジメントとは〝ゴールに安心・安全・モチベーション高くたどり着くためのサポート全て〟です。
例えば・・・
「山頂の方はかなり寒いからインナーはヒートテックを着て来ること!」
「アウターは風を通さない素材を選んでね。」
「帽子も耳当ても必要だよ!」
「靴は必ずブーツのような底の厚いものにして。」
「水は2リットル以上、食べ物は一食分でいいよ。」
こと細かくです。
しかも最初だけではダメです。メンバーがゴールにたどり着くまで言葉で説明しながら伝え続けなければなりません。
例えば・・・
「いまは3合目だよ。ここではまだ食事は摂っちゃだめだ。水分補給までにしておきなよ。」
「いまは5合目だ。ここでは食事を摂って大丈夫!周りで辛そうにしている仲間がいたら必ず報告してね。」
「いまは7合目だ。もう少しだ!がんばれ!全員でちゃんと頂上にたどり着こう!励まし合うんだ!声かけ合うんだ!絶対全員で行くぞ!」
そして山頂にたどり着いた時にメンバーが今まで見たことがなかった景色を目の当たりにしてリーダーに言うんです。
「リーダーありがとうございます。」
「ここに連れてきてくれて。」
これがリーダーシップとマネジメントの関係です。
リーダーシップにはブレない強い意志が必要です。ただ、リーダーが学び続けたり、しっかり考えていないと、ちゃんとメンバーを間違った場所に連れていけるので、リーダーシップの発揮の仕方には注意が必要です。
マネジメントにはきめ細やかさと何度でも繰り返して伝える情熱が必要です。
この2つ両方ともむずかしいですよね。。
サッカーチームはリーダーシップがあるキャプテンと、マネジメントが得意な副キャプテンみたいな形でも良いかと思います。
先天的に人を惹きつける力がある人もいますし、マメで世話焼きな人もいます。
ただ、いまその能力が身についていなくても言語化して意識していけば身につくこともあると思ったので今回書いてみました。
参考になればうれしいです。
ではまた。
鈴木ゆうた