相手をやっつける作業
今日から屋外での活動再開です!
子どもたちとの練習は楽しみですが、コロナ対策、子どもたちの体力低下への配慮、熱中症対策など、懸念すべき点が多々あるので、緊張感を持ってグラウンドに立とうと思います。
公園やグラウンドを団体利用する場合は、参加者名簿を作成し1ヵ月以上の保管が横浜市より義務付けられました。コーチたちも検温を行い記録を残していこうと思います。子どもたちも自宅を出る前に検温を必ずしてきて下さい。
さて、今日は「相手をやっつける作業」というテーマで書こうと思います。
コーチたちが取得している、日本サッカー協会の公認指導者資格の取得講習会の内容は、年々アップデートされていっています。ワールドカップが4年に1度開催されるので、大きな変更はワールドカップ後に行われることが多いです。
前回の2018ロシアワールドカップの後に、県トレセンスタッフ向けに日本サッカー協会公認C級ライセンスの伝達講習会が開かれました。
そこではインストラクターの方から新しいトレーニングメニューの紹介や、新しい言葉、考え方の変化などの伝達がありました。
私がその伝達講習会で一番印象に残ったのは「相手をやっつける作業」という言葉でした。
この言葉はオフィシャルなものではなく、そのインストラクターの方がその場で使っただけのものかもしれませんが、とても印象に残りました。
「相手をやっつける作業」とは、OFFの時(ボールを持っていない状態)にマッチアップしている相手を攻略しておく動きや準備のことです。
☝ボール保持者が蹴る瞬間に、「ボールを受ける目的の場所」に向かって走り出さなければなりません。
良い状態でボールを受けるためには、この瞬間までに「相手をやっつける作業」終わらせておかなければなりません。
例えば・・・
①の様に下がりながらふくらみ、相手を引きつけながらパスコースを作る動き(プルアウェイ)で相手の裏でボールを受ける。
②の様に一度相手を外側に引きつけて、内側にランニングしてボールを受ける。
③の様に一度相手を内側に引きつけてから外側にランニングしてボールを受ける。
④の様に一度裏のスペースにランニングして相手を押し下げる。その後下がり足元でボールを受ける
このような「相手をやっつける作業」を、ボール保持者の顔が上がりボールを蹴る瞬間までに終わらせておくと、自分がボールを受けた時にはチャンスが広がっているでと思います。
そのためにはずっとボールを見ていてはダメです。これまでも伝えてきた通り、動きがかぶってしまわないようにボールを持っていない仲間も見なければいけません。
それ以外にも、ボール、ゴール、スペース、相手も見て(見ておいて)、サッカーをプレーしてもらいたいなと思います。
自分が試合中に何をどれだけの時間見ているのかを分析してみるのも面白いかもしれません。
それではまた。
鈴木ゆうた