鈴木裕大 / 街クラブ研究所

育成サッカーコーチ・クラブマネジャーのブログ

2対2の守備

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今日はジュニアユース向けにオンライン活動の案内を送りました。できるだけ丁寧に、わかりやすく、説明資料を作りましたが、クラブとしてもはじめての試みなので、本音を言うと少し怖いですね。反応が。

みんなが前向きにとらえてもらえるとありがたいなぁ。

まぁ動き出さないと失敗も成功もないのでとりあえずアクションした自分をほめます。笑

批判されてからが本番!笑

頑張ります!

 

さて、今日も昨日に引き続き守備の話。
以下、2対2の守備を言語化したものです。

 

・1stDFはボールとゴールの中心を結んだ線に立ちながらボール保持者に寄せる。(チャレンジ)

・2ndDFはボールとゴールの中心を結んだ線を意識しながらボールと自分のマークを同一視でき、1stDFをカバーできる位置に立つ。(カバー)

・このチャレンジ&カバーを現象に合わせて連続して行う。

・1stDFはボール状況により寄せる距離、奪いに行くかどうかを決める。

・2ndDFは自分のマークに対してインターセプトが狙えて裏を取られない位置に立つ。(ボール状況とマークしている相手の能力により修正)

・2ndDFは以下の優先順位で狙いを持つ。

インターセプト(ボールフリーの時は狙わない)

②相手がトラップした瞬間

③前を向かせない(低い姿勢で下からボールを見る)

④遅らせる

⑤誘導する

 

あとは大事になってくるのはボール状況ですね。それによってポジショニングや判断が変わってくる。
良い守備をする選手はそこをちゃんと見てます。

 

【ボール状況】

・どのエリアにボールがあるのか

・ボールの進行方向

・ボール保持者に制限が掛かっているか

・ボール保持者の体の向き

・ボール保持者の顔が上がっているか下がっているか

・ボール保持者がスピードに乗っているか

・1つ前のパスの質

・ボールを受けた選手のコントロールの質

・ボールが浮いているか

ルーズボール

など

 

サッカー守備戦術の教科書の著者の松田浩さんは「ボール周辺の雲行き」と表現していましたね。

 

2対2のセオリー + ボール周辺の雲行き

 

ここを意識して正しい判断ができる選手、チームを育てていきたいです。

 

ではまた。

 

鈴木ゆうた