鈴木裕大 / 街クラブ研究所

育成サッカーコーチ・クラブマネジャーのブログ

相手との間合い【守備】

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年末の帰省の時期限定で地元の仲間たちとフットサルの大会に出ています。私にとっては年に一度のとても楽しみにしているイベントです!

何年も続いているイベントですが、最近キャプテンがYouTubeチャンネルを作り動画をアップしてくれました。天才!ほんとにうれしい。ありがとうキャプテン。

時間ができた時に見ているのですが、どの試合も自分の守備の時の相手との間合いが遠すぎることが気になり目につきました。大人のエンジョイ的な大会ですし、現役でのプレーをやめてから10年以上経っているので仕方ないことではありますが、他のメンバーを見ると走れてはいないけどボールが取れる瞬間を見逃さず体をぶつけながらスクリーンをしてボールを奪取。そんなシーンもたくさんあります。

 

相手との距離をつめ、体をぶつけ、ボールを奪いきれる選手

 

これができる選手にはどんな要素があるのか少し考えました。

①恵まれた体格

②高いアジリティ

③強いメンタリティ

④ボールを奪った経験がたくさんある

こんなところでしょうか。

 

①~③もめちゃめちゃ大切ですが、この中では④が一番重要かと私は考えます。

成功体験ですね。これは後天的な要素なので日常のサッカーの質で向上できる部分です。

トレセンのトレーニングでもまずは「強く奪いにいく!」「ボールの移動中にできるだけ寄せる!」「ファーストアタックでかわされてもついていく!」という部分から指導をスタートしています。

 

この時に重要になってくるのは指導者の姿勢ですね。

 

まずはチャレンジを認めること。今までの自分がやってきた間合いを壊して相手に向かっていっているわけですから、そこの部分を必ず承認してあげなければなりません。

 

あとはかわされてもついていくことを強く求めること。県トレセンレベルではそこで手を抜く選手をゆるしてはダメです。成長が止まります。

 

ポイントを指導し、承認して、継続して高い要求をする。

これを続け良い選手を育てていきたいですね。私みたいな選手ではなく。笑

 

でも私と同じ守備能力が高くなかった指導者と話しをすると、「ここで寄せたらおれ抜かれちゃうんだよな~」「わかる~」みたいな会話になります。

同じ境遇の選手に寄り添うこともできますが、まずはボールを個人で奪いきれる選手を育てたいですね。

年齢が若いときから指導者が良いアプローチを続けていれば、体が小さくても、足が遅くても、気弱な子でも、ボールが取れるようになる!

 

そう信じて指導にあたります!

 

ではまた。

 

鈴木ゆうた