鈴木裕大 / 街クラブ研究所

育成サッカーコーチ・クラブマネジャーのブログ

ジュニアユース各種大会

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暑すぎですね(-_-;)

子どもたちには移動中にマスクの着用をお願いしてますが、そこでも熱中症が心配になってきました。

ウイルスは通さないけど風通しが良い冷たいマスクとかあったらほしいところです。

 

本日、当クラブも所属している神奈川県クラブジュニアユースサッカー連盟の事務局の方より、今後の大会について連絡が入りました。

中止になってしまった大会もありますが、形式を変えて実施する大会があることがわかったので、U-15の選手にとっては本当によかったと思います。

何も無くなってしまったらどうしようと本気で心配していました。よかった。

 

大会形式を見直しているタイミングなので、これまでの前提を疑う良い機会だと思います。

 

なぜその大会形式だったのか?

なぜその時期に開催していたのか?

そもそもなんのためにやっていたのか?

 

もう一度プレーヤーズファーストの観点から全体を見直してみてもいいかと思います。

 

サッカークラブもそうです。

 

このコロナでの自粛で、全てのクラブの活動が一度0になり、また再スタートを切りました。

サッカーができるようになったから、またこれまでと同じようにやる、何も変えない、というスタンスではダメだと思います。

 

なぜその練習時間だったのか?

なぜその試合数だったのか?

なぜその大会に出ていたのか?

なぜそのイベントに拘っていたのか?

 

今はこの様々な制限がある中での活動を継続させながら、大会や試合が始まった時に、どうクラブとして動いていくべきなのかを、考え、話し合い、結論を出していかなければならない時期だと思っています。

 

「毎年やってることだから。」

「今までこれでうまくいってたから。」

という考え方ではなく、アフターコロナで変わった世界に適応し、組織として変化することが求められていると思います。

 

決断しなければならないことだらけですが、周りの人たちが少しでも幸せになる選択をしていきたいです。

 

〝前提を疑うことが前提〟

 

ではまた。

 

鈴木ゆうた

誰に相談するべきか

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昨日からの雨の影響で予約していたグランドが使えなくなりましたが、選手たちにすぐLINEでZoomの招待を送り、講義1コマ、トレーニング1コマを実施できました。

 

コロナで失ったものもありましたが、得たものもあったなと。

 

活動再開できたからグランドに集まることだけにこだわるのではなく、オンラインでの活動と併用していくことにより、クラブ運営に柔軟さが出るなと感じています。

 

youtu.be

youtu.be

 

資料を用意する時間がなかったので、これまでの確認も踏まえて30分話をしました。

グランドで話をするよりも選手が聴くことだけにに集中しやすい環境なので、話す内容によってはオンラインの方が良いミーティングができるかもしれません。

現場での活動を少しずつ充実させながらオンラインでも対応できる。

そんな状態を保ちたいと思っています。

 

さて、今日は誰に相談するべきかというテーマで書こうと思います。

 

ある地方の小さな工場の社長さんがロケット作りの事業を始めました。

その事業を始めた時に周りからこう言われたそうです。

 

「こんな田舎でロケットなんてうまくいくはずがない。」

「そんなことやってる人いないよ。絶対ムリ!」

「ネジでも作っとけよ!」

 

まだ実現できていませんが、その社長はロケット作りを続けているそうです。

 

「なんで続けているんですか?」と聞くと。

 

「批判してくる人のなかにロケットを作ったことがある人がいないから。」

 

というシンプルな答えが返ってきたそうです。

 

かなり本質を突いているなと。

 

誰に相談するか、誰の意見を聞くか、誰をメンターにするかはとても大切なことです。

基本的にはそれをやったことがある人、チャレンジしたことがある人、成功している人に相談したり意見を聞いた方が良いと思います。

 

逆にそれをやったことがないのに「一般的には~」とか「世間が許さないよ」とか言ってくる人には要注意です。

 

 

「世間ではなくあなたでしょ?」

 

 

こどもたちに将来のことや夢のことを相談された時に大人はどう応えるべきでしょうか。

 

私はどんな子でも〝100%承認〟で良いと思っています。

「いいねー」

「絶対できるよ!」

「すごい!楽しそうじゃん!」

 

無責任じゃないですか?と言われるかもしれませんが、逆に考えてその子がこれからどんな取り組みをして、どんな成長を遂げるのか誰もわからないじゃないですか。

 

「やめといた方がいいよ」

「この地域でこれまでそんなことやった人いないよ」

「絶対無理!」

 

こんな声をかける大人の方がよっぽど無責任だと思います。

 

じゃあその子が失敗した時に責任取れるんですか?

 

取れません!

 

でも、その子が自分のかけた言葉でチャレンジしなくなってしまった責任はとれるんですか?

 

この責任も取れないじゃないですか。

 

どちらも責任を取れないんだから、せめてその子の心のエネルギーがプラスになる方を選択すべきというのが私の考え方です。

 

〝無責任にいいね♬〟

 

ではまた。

 

鈴木ゆうた

 

リーダーやキャプテンに必要な要素

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今日は雨の影響で朝の活動しかできませんでした(-_-;)

梅雨入りしたので仕方ないですね。

あまりにも中止が続くようであればオンラインでの活動も併用して進めていこうと思います。

 

さて、今日はリーダーやキャプテンに必要な要素というテーマで書こうと思います。

 

少し前にモウリーニョがリーダーとキャプテンの違いについて語っていました。

www.youtube.com

 

ここで語られていたのは、

サネッティやジョンテリー、ジョルジコスタのような選手は、試合に勝つ(目的を達成する)ために、仲間に苦言を呈したり嫌われ役を買って出ることができる。」

「こういうリーダーがチームにいると私は監督に専念できるんだ。」

という内容でした。

 

この動画ではキャプテンはリーダーではないと語られていましたが、キャプテン=リーダーというのが理想の形ではないかと思います。モウリーニョが言っているのはキャプテンマークを巻いただけの偽物のリーダーもいるんだということだと思います。

 

動画の最後には「リーダーは獲得することも育てることも出来ない」と言われています。

もちろん先天的な要素もあるとは思いますが、彼らが歩んできた道のりのなかで身につけてきたリーダーとしての能力もあると思います。

 

大人になってからリーダーを育てるのは大変なことかもしれませんが、伸びしろ満載の子どもたちはどうでしょうか。

もともとリーダー気質の子もいますが、これから後天的にその能力を身につけて活躍していく子もいると思います。

 

リーダーについて少しサッカーから離れて書いていこうと思います。

 

リーダーに必要な要素としては「リーダーシップ」と「マネジメント」があると思います。

 

リーダーシップとは〝ゴールを指し示す〟ことです。

 

例えばですが、リーダーシップが発揮できる人は、自分の周りのメンバーたちが「ディズニーランドに行きたい♬」と盛り上がっている時に「いや、いま君たちが行くべきなのは富士山だ!」と言うことが出来る人です。

これをみんなと一緒に盛り上がって「ディズニーランドいいね!行こう!」と言ってしまってはリーダーや管理職は必要ないです。

 

少しサッカーに話を戻すと、あの動画のシーンでジョルジコスタがハーフタイム、仲間に喝を入れず、そのままの空気に流され他の選手と一緒に体のリフレッシュだけに時間を使っていては、キャプテンマークを巻いただけの偽物のリーダーということになってしまいます。

 

チームを良くするためにキャプテンという役割りが存在し、会社を良くするために管理職という役割りがあると思います。周りのメンバーと同じ目線で、同じ行動をとっていてはこんな役割りは必要ないですよね。

全員がただの選手、全員が平社員の方が生産性が高いのではないでしょうか。

 

リーダーシップとは〝ゴールを指し示す〟ことですが、指し示しただけではメンバーをゴールには連れていけません。

その時ディズニーランドに行きたいと思っている人たちを「富士山に行くぞ!」というだけで連れていけるのであれば苦労はしません。

そこでゴールに連れていくために必要になってくるのがマネジメントです。

 

マネジメントとは〝ゴールに安心・安全・モチベーション高くたどり着くためのサポート全て〟です。

 

例えば・・・

「山頂の方はかなり寒いからインナーはヒートテックを着て来ること!」

「アウターは風を通さない素材を選んでね。」

「帽子も耳当ても必要だよ!」

「靴は必ずブーツのような底の厚いものにして。」

「水は2リットル以上、食べ物は一食分でいいよ。」

 

こと細かくです。

 

しかも最初だけではダメです。メンバーがゴールにたどり着くまで言葉で説明しながら伝え続けなければなりません。

 

例えば・・・

「いまは3合目だよ。ここではまだ食事は摂っちゃだめだ。水分補給までにしておきなよ。」

「いまは5合目だ。ここでは食事を摂って大丈夫!周りで辛そうにしている仲間がいたら必ず報告してね。」

「いまは7合目だ。もう少しだ!がんばれ!全員でちゃんと頂上にたどり着こう!励まし合うんだ!声かけ合うんだ!絶対全員で行くぞ!」

 

そして山頂にたどり着いた時にメンバーが今まで見たことがなかった景色を目の当たりにしてリーダーに言うんです。

 

 

「リーダーありがとうございます。」

 

「ここに連れてきてくれて。」

 

これがリーダーシップとマネジメントの関係です。

 

リーダーシップにはブレない強い意志が必要です。ただ、リーダーが学び続けたり、しっかり考えていないと、ちゃんとメンバーを間違った場所に連れていけるので、リーダーシップの発揮の仕方には注意が必要です。

 

マネジメントにはきめ細やかさと何度でも繰り返して伝える情熱が必要です。

 

この2つ両方ともむずかしいですよね。。

サッカーチームはリーダーシップがあるキャプテンと、マネジメントが得意な副キャプテンみたいな形でも良いかと思います。

 

先天的に人を惹きつける力がある人もいますし、マメで世話焼きな人もいます。

ただ、いまその能力が身についていなくても言語化して意識していけば身につくこともあると思ったので今回書いてみました。

 

参考になればうれしいです。

 

ではまた。

 

鈴木ゆうた

 

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今日はなんとか天気持ちましたねー☆

これまでクローズドスキルばかりのトレーニングをやってきましたが、ジュニアユースは少しずつプレー強度や頭への負荷を高めてトレーニングしています。

7月中旬ごろから公式戦が始まる可能性があるので、6月末には練習試合の1つでもできれば良いなと思っております。

 

さて、今日はスポンサーについて書こうと思います。

最近では少年サッカーチームやユースチームでも、ユニフォームなどにスポンサー名をつけているチームも増えてきました。

 

少し前に話題になったのは市立船橋高校の胸スポンサーですかね。

公立高校にスポンサーがついたこともですが、それを認めた学校側もすごいなと思いました。

number.bunshun.jp

 

チーム側がスポンサーをつける理由としてはやはり資金面でのサポートを期待している部分が多いのではないでしょうか。

ユニフォームや練習着、スタッフウェアなどの胸や背中などに企業名を入れ、交渉次第ではあると思いますが、入れる場所や面積などにより年間のスポンサー料が決まってくるかと思います。

 

ユニフォームにスポンサー名を入れるにはしっかりと申請を行い、申請料を納めなければなりません。

 

昔ジュニアユースの選手に「コーチ、カッコいいからユニフォームにスポンサー入れましょうよ~」と言われたこともありましたが、そんなに簡単なことではありません。笑

 

勝手に入れて申請を怠れば公式戦に出れなくなってしまうので要注意ですし、何か所入れるかによって申請料も変わってきます。

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あとはサイズと場所も規定があるので注意すべきです。

 

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これまでうちは主催大会での企業協賛は度々やってきました。

これは賞品や参加賞などの購入費を企業側に負担して頂き、その代わりに企業のチラシや割引券などを参加者へ配布。タイミングが合えば開会式や閉会式に来て挨拶して頂くとい形式です。

その日1日で終わるのでどのくらいの参加者が来て、どのくらいの費用対効果が見込めるかなど、具体的な話がしやすいのでこちらとしてもプレゼンしやすい企画だと思っています。

 

では年間スポンサーはどうでしょうか。

 

サッカークラブとしてはユニフォームよりは選手の移動着や練習着にスポンサー名を入れるのが良いですかね。

街中で目に留まったほうが企業側にもメリットがあるかと思います。

リスクとしてはその移動着を着て子どもたちが何か悪さをした時ですね。。笑

まぁそれを指導したり一緒に謝りにいったりするのがこちらの役割りなので、そこはなんとかするしかないです。

 

街中で目に留まった時の効果を考えるとやはり鶴見区の企業が良いですよね。

今度取引きしている銀行などに、子どもの育成やスポーツチームの支援に興味がある企業がいないか聞いてみようと思います。

 

この様なイメージはあるのですが、ここまで踏み出せないでいるのは年間を通してスポンサーをして頂いた企業側にメリットを感じてもらえるのか?という不安があるからです。

 

こちらの要望だけを伝えても話が進まないと思うので、サッカークラブが企業名をつけて活動することにより、相手側にどんな価値を与えられるのかをもう一度考えてみようと思います。

 

〝まずはGIVEから考えよう〟

 

それではまた。

 

鈴木ゆうた

平等と公平

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雨ですね~☂

これから雨が強まり雷注意報も出ているので今日は中止です。

残念!!

週末も天気があやしいですができるかぎり活動していこうと思います⚽

 

 

さて、今日は「平等」と「公平」について書こうと思います。

 

平等

EQUALITY

[名・形動]かたよりや差別がなく、みな等しいこと。また、そのさま。「利益を平等に分配する」「男女平等

 

公平

EQUITY

[名・形動]すべてのものを同じように扱うこと。判断や処理などが、かたよっていないこと。また、そのさま。「公平を期する」「公平な判定」

 

 

育成年代の指導者は子どもたち(選手たち)とどうのように向き合うべきでしょうか?

みんなを平等に?

みんなを公平に?

 

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成長段階にある育成年代では、生まれ月により体の大きさや運動能力にかなりの差があります。

その年度の4月生まれの子と3月生まれの子で約1年の発育差があるので、同じチームや教室で、スポーツや勉強で競い合えば、早生まれの子の方が悔しい思いをしている回数が多いと思いますし、周りの大人たちはそれを理解し子どもたちと接していかなければなりません。

これを理解しておかないと、親御さんは自分の子が周りの子よりできないことがあった時に「なんでうちの子だけできないの!」とイライラしてしまうかもしれませんし、逆に相対年齢が高い4月生まれの場合は、その時点で様々なことができたり、試合で目立つことも多かったりすると「うちの子すごいかも!」と勘違いしてしまう方もいるかもしれません。

 

その子の練習や学習の「量」による成果の場合も往々にしてあるのでそこを見誤ってはいけませんが、指導者はこの発育差を理解せずにスポーツ指導することは結構危険かもしれません。

 

あとはサッカーをいつ始めたかも意識していたいですね。

その子がサッカーといつ出会って、いつ好きになって、いつスイッチが入るのか。

そんなものは自由ですから。

競技歴も発育差と同様に頭に入れて指導に当たるべきかなと思います。

 

この発育差と競技歴を踏まえて指導に当たることを考えると、「平等」ではなく「公平」に子どもたちに接することが好ましいのではないでしょうか。

すべての子に「平等な課題」「平等な試合環境」「平等な評価基準」では、現時点での上級者も初心者も不幸せではないでしょうか。

 

チーム作りでも得意なことがそれぞれ違う選手たちを組み合わせて、役割りを「公平」に割り振った方がうまくいくと思っています。

 

子どもたち(選手たち)の目的は、サッカーを楽しむことであり、自身の競技レベルを上げること、または所属チームで仲間と協力し勝利することだと思います。

 

その目的に寄り添っていくのであれば、個々に合わせた課題の設定や、練習環境や試合環境の整備が大切だと考えます。選手の心理としては成功率約50%の課題や環境が一番モチベーション高く挑戦できると言われているので、指導者は選手の成長に合わせそこの調整を続けながら関わり続けるべきでしょう。

 

成長スピードは人それぞれです。

「なにがなんでもいまAチームに入るんだ!」

「とりあえず1つでも上のリーグに所属しているチームに入るんだ!」

ということが毎回の正解ではないということを忘れず、その子自身がいまどの段階にいて何が必要なのかを一緒に考えていける大人でありたいですね。

 

サッカー選手の完成期である20歳前後にどういったプレーヤーになっているか。

いまの短い試合時間ではなく、90分をどのように戦う選手になっているか。

そんな長期的な視点を持ちグランドに立っていたいと思っています。

 

それではまた。

 

鈴木ゆうた

 

 

 

 

クラブを維持していくには

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6月から活動が再開し所属選手のほぼ全員が復帰してくれました!

ありがたいですね。

 

連日最高気温30℃を超える真夏日ですが、そろそろ梅雨入りしそうです。。

コロナと熱中症に気を配りながら活動を進めていますが、それに加え天気との戦いもはじまりそうです。

明日以降雨雲レーダーとのにらめっこを始めます(-_-;)

 

今年度はコロナウイルス感染症の影響で2ヵ月以上の活動の休止からはじまりました。

まだまだ苦しい状況が続きますが、クラブスタッフやサポートしてくれた周りの方々と協力し、なんとかこの休止期間を乗り越えられたと思います。

ありがとうございました。

 

休止期間は様々なものを削ったり、縮小しながらやり繰りしてきたので、改めてサッカークラブが成り立つためにどんなものが必要で、何に費用が掛かっているか考えてみたいと思います。

クラブの形態や規模にもよりますが、ざっくり以下のようなものが必要ではないでしょうか。

  • クラブ事務所の維持費や家賃
  • クラブ車の維持費やガソリン代
  • 駐車場代
  • 公園や学校開放に支払うグランド代や年間登録費
  • 練習用具代(マーカー、コーン、ビブス、ゴールなど)
  • 救急用備品代(絆創膏、ガーゼ、消毒液など)
  • 大会やリーグ運営に必要な用具の購入費用(ベンチやコーナーフラッグなど)
  • 各協会や連盟へのクラブ登録費
  • 各大会やリーグ戦のエントリーフィー
  • 試合会場や練習会場へ移動する際の交通費
  • コーチや審判員の方への人件費
  • スタッフウェアや審判服などの購入費用
  • 審判資格の更新費用
  • 事務作業に必要なPCやオフィス機器、オフィス家具の購入費や維持費
  • 事務用品の購入費用
  • 各種保険の費用
  • 通信費

 

こんなところでしょうか。

運営者はこのような支出に対して、皆様からいただいたクラブ会費や、各種イベントでの売り上げなどから収入を捻出し、赤字にならないようにクラブ運営をしていかなければなりません。

またクラブ車や練習備品など、買い替えが必要なものもあるので毎月ギリギリでやり繰りしているといつか行き詰ってしまう時がくるでしょう。

 

地域にサッカークラブが無くなってしまわないように、中長期的な計画を立てクラブ運営をしていきたいですね。

 

まだ活動を再開できていないクラブや軌道に乗るのに時間がかかるクラブも多いと思うので、これまで通り情報交換しながら、助け合いながら、周りのクラブと共存していきたいと思っています。

 

〝周りのクラブがあるから試合ができる〟

 

それではまた。

 

鈴木ゆうた

サッカーの守備

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屋外での活動が再開されもうすぐ1週間です。

自粛期間中はデスクワークやオンラインでの活動がメインであまり日に当たっていなかったせいか、いままでに感じたことのない疲労を感じております。。

あとはのどですね。まだ大丈夫ですが、ずっと休んでいたのどで連日大きな声でコーチングし続けると壊れますね。

ケアをしながら気をつけて活動を続けようと思います。

同業者のみなさんも同じ状況だと思いますのでご自愛くださいm(_ _)m

 

さて、今日はサッカーの4つの局面の「守備」について書こうと思います。

kazusuzuki1210.hatenablog.com

 

「守備」の目的は・・・

  1. ゴールを守る
  2. ボールを奪う
  3. 相手の攻撃の組み立てを思い通りにさせない

 

原則として「守備」の局面の時にやらなければならないプレーの優先順位は・・・

  1. 遅らせる ボールを前に運ばせない
    ・遅らせる

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    まず守るべきゴールへの最短ルートを塞ぎ、相手を遠回りさせましょう。
    簡単にゴールに向かうプレーをさせないようにしましょう。

    ・ボールを前に運ばせない

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    最短ルートを塞ぐだけでは相手にボールを前進されてしまいます。守るべきゴールの中心とボールを結んだラインをチームで隠しながら相手ボール保持者にアプローチして相手の前進を防ぎましょう。

  2. 厚みと集結 カバーリング ボールへの集結 ゴールへの集結
    ・厚みと集結

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    仲間と集結し、助け合い、厚みのある守備組織を形成しましょう。

    カバーリング

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    仲間が1人抜かれるだけでゴールまで行かれてしまう守備では厚みがありません。仲間が抜かれても助けに行けるポジションを取り、グループで重なりを作りましょう。そしてチャレンジ&カバーを連続して行える状態をチームで保ちましょう。

    ・ボールへの集結

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    ボールを中心に守備を形成し続けましょう。ボールが移動したら人がスライドして、1stディフェンダーが相手ボール保持者にチャレンジできる距離を保ちチームで守るべきゴールへの最短ルート隠し続けましょう。

    ・ゴールへの集結

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    繰り返しになりますがゴールを守れるプレーを優先しましょう。ボールが中央に移動したのにサイドの選手が中央に移動せずにいると、守るべきゴール周辺に数的不利やシュートコースができてしまい失点する可能性が高まります。しっかりと集結し、ゴール周辺に分厚い守備組織を形成しましょう。

  3. バランス ポジショニング マンマークとゾーンマーク
    ・バランス

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    相手の攻撃の変化に柔軟に対応しチームでバランスを保ちましょう。相手が数的優位を創ろうとしている局面ではスライドし数的同数を保つ。逆サイドに張っている選手を気にしながらボールサイドの守備に加わるなど、守備バランスを崩そうとしてきている相手の攻撃にうまく対応しましょう。

    ・ポジショニング

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    サッカーは人とボールが動き続けるスポーツです。相手の動きや狙いに気づきポジショニングを修正し続けましょう。

    マンマークとゾーンマーク

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    マンマークだけで守る、またはゾーンマークだけで守るというはむずかしくなってきています。数年前から「or」から「&」に変わりました。マンマーク&ゾーンマークで守りましょう。スペースやパスラインを管理しながら、ボールを奪いにいけるようにしましょう。

  4. コントロール 自制(的確な判断)
    ・コントロール

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    相手の攻撃に合わせるだけの受動的な守備では目的の1つであるボールを奪うが達成できません。守備側から能動的にアクションし、意図的にボールを奪える場面を創り出しましょう。

    ・自制(的確な判断)
     例)

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    基本的には自分のマークから目を離してはいけませんが、ボールを奪うチャンスであれば自分のマークを捨て2人でボールを奪いにいくなどの個人の的確な判断が必要になってきます。また、相手が運ぶドリブルで自分を引きつけ局面で2対1を創ろうとしてきた時に、大外の選手に気づきグループでスライドし2対2の状態を保つなど、その場面での的確な判断ができるチームが良い守備組織を形成できるでしょう。

 

失点が少ないチームは大崩れすることなく勝ち点を拾い続けることができる良いチームになります。サッカーはロースコアなゲームなので、チーム作りは〝まずは守備から〟が基本的な考え方かなと思います。

サッカーがチームスポーツであることを理解しグループ、チームで守れるチーム作りを目指しましょう。

 

育成年代は個人でボールを奪う能力を伸ばさなければならない期間でもあるので、その辺のバランスを大事にしながらトレーニングしていきたいですね。

kazusuzuki1210.hatenablog.com

 

 

〝良いチーム〟は〝良い守備から〟

 

 

それではまた。

 

鈴木ゆうた